ペインクリニックとは?
初診患者様からの「この神経ブロックをして欲しい」等神経ブロックの指定の受診は原則お断りしております。しっかりとした診察、検査の上診断し適切な治療をご提案しております。紹介状をお持ちでも言われるがままに神経ブロックはしておりません。この点をご理解の上ご予約いただけますようお願いいたします。

ペインクリニックって何だろう? ペインクリニックという言葉を知っている一般の方は相当鋭いと思います。
ペインクリニックは痛みから病気をとらえ、治療する最先端の診療科です。全ての診療科を横断的に網羅しています。医療従事者ですらよくわかっていない方が大半です。よってペインクリニックとは?と深く悩まずに「痛い」「しびれる」等の症状で受診してください。
しっかりと診察・診断のうえ、原因となるご病気を治療し、痛みを治します。のどが痛い、お腹が痛いで受診しても大丈夫。普通の内科も対応しています。ただ痛みをとる、ごまかすのではありません。
慢性の痛みは一回の治療で消え去ることはまれです。根気強く治療を受け、痛みの程度を軽くし日常生活で出来ることを増やすことが目標です。
様々な施設で検査をして異常がない、気のせいでは?等突き放されてしまった方の拠り所です。あなたが「痛い」と言えば本当に痛いのです。現在の医学では神経・脳の機能は全てが解明されているわけではありません。まだまだ医学は発展途上です。
このような症状の方がお見えです。
☑腕の痛み・しびれ
☑腰痛
☑足の痛み・しびれ・坐骨神経痛
☑腹痛・胸部痛
☑頭痛
☑膝関節痛
☑会陰部の痛み
☑突発性難聴・メニエル病
☑顔面神経麻痺
☑顔面けいれん・眼瞼けいれん
☑脳梗塞後遺症による手足の拘縮
☑多汗症
☑がんの痛み
☑その他全身の痛み・しびれ
☆診療のながれ
①初診の方 問診票ご記入後、詳細な診察。受付時に他院からの紹介状、お薬手帳等ございましたら提出してください。
②診察と必要な検査。「検査をしたくない」と申し出る方が稀におられます。検査をせねば診断がつかない事が多いので検査の必要性をご理解いただきたいです。
③検査結果をもとに最適な治療法のご提案。

☆当院の主な治療法(①~⑥の組み合わせです)
①内服
お薬での治療が基本になります。お薬に下記の治療を加えていきます。漢方薬も使用することあり。近年良いくすりが多々開発され内服が治療の主体です。神経ブロックはほとんどしなくなりました。
②近赤外線レーザー治療
血液を固まりにくくするお薬を服用の患者様、注射に抵抗感のある患者様、神経ブロックまでの橋渡しの期間の患者様等に行います。痛みもなく約10分程度で終了します。レーザー照射は自律神経のバランスを整えるともいわれています。
③神経ブロック
トリガーポイントブロック、上肢、下肢のブロック等多岐にわたります。患者様に合った神経ブロックをします。ブロック後血圧、脈拍等を測定するモニターを装着しお体の些細な変動も見逃しません。はじめは内服主体でご病状により神経ブロックを提案します。ブロック注射ありきではありません。安静が必要なブロックは平日午後にしています。
痙性斜頸、顔面けいれん、眼瞼けいれん、多汗症に行います。
⑤関節内注射
ヒアルロン酸等を関節内に注射し関節軟骨の保護・再生、動きをなめらかにし痛みを和らげます。
⑥リハビリテーション(とても重要視しています)
リハビリテーションはとても大切です。お痛みで損なわれたお身体の動きを回復させることに注力しています。近赤外線レーザーを保険診療で行います。面倒と思わず積極的にお受けください。
(注)神経ブロックをお受けになる患者様はブロック内容によっては公共交通機関の利用での来院か付き添いの方に送迎をお願いします。該当者は受診時に院長からご案内します。