肩こり治療について

肩こりは、首〜肩周囲の筋肉(特に僧帽筋)が緊張し血流が低下することで起こる症状で、姿勢・生活習慣・ストレス・頚椎疾患など多因子が関与します。医学的には「筋緊張」「血行不良」「関連疾患の有無」を軸に診断し、治療は運動療法・物理療法・薬物療法・原因疾患の治療が中心です。  

【受診すべきタイミング】

以下の症状がある場合は受診しましょう。

 ☑手のしびれ・脱力

 ☑頭痛・吐き気・めまいが強い

 ☑数週間以上改善しない

 ☑首〜腕にかけて痛みが広がる

【肩こりのメカニズム】

☑筋肉の緊張と血行不良

僧帽筋・肩甲挙筋・板状筋などが緊張し、筋内の血流が低下。乳酸など疲労物質が蓄積し、痛み・張り・だるさを感じる。長時間のデスクワークやスマホ姿勢で悪化。

☑姿勢・生活習慣の影響

猫背・前かがみ姿勢。運動不足。ストレスによる筋緊張。冷え。

☑頚椎・肩関節などの疾患が背景にある場合。

頚椎症・椎間板ヘルニア。四、五十肩(肩関節周囲炎)。高血圧。眼疾患・耳鼻科疾患。まれに脊髄腫瘍や癌の転移。

 

【診断方法】

1. 問診・触診。僧帽筋の圧痛・硬さ。姿勢・生活習慣の確認。頚椎疾患の有無を評価。

2. 画像検査。レントゲン撮影。頚椎の変形や椎間板の狭小化。

3.MRI・神経圧迫の有無

 

 

【自分でできる予防・改善法】

1. 姿勢改善

デスクワークは 30〜60分ごとに休憩。スマホは目の高さで。

2. 温める

蒸しタオルや入浴(肩まで温める)。

3. ストレッチ

肩甲骨まわし。僧帽筋ストレッチ

4. 生活習慣の見直し

冷え対策。ストレス管理。運動習慣。

 

治療法(保険診療です)

内服・近赤外線レーザー・神経ブロックの組み合わせで治療。患者様の症状や都合に合わせて治療法を提案します。

|内服| 

痛み止め、筋肉をほぐす薬、胃薬を処方し1週間弱経過観察。更年期障害の方には漢方薬の場合あり。高血圧の方は高血圧治療を優先します。

|近赤外線レーザー治療|

近赤外線レーザーをこり張り部位に7~10分程度照射。

☑筋血流を増加

☑抗炎症効果で筋細胞から出る炎症物質を減少

危険性まし。週1~2回程度の照射を1か月程度続けてください。

|神経ブロック| 

肩こり、首こりがひどくなって頭痛まで出てしまう方に有効。肩や首の筋肉に局所麻酔薬を注射します。一般の方は筋肉注射と同じに感じます。針の太さは予防接種程度。さほど痛くありません。注射後運転、入浴も可能。内服で良くならない時や痛みを伴う時にします。

|自費ボトックス注射|

自費で肩こりボトックス注射治療も可能